【映画】新感染 ファイナル・エクスプレス/부산행 (2016)【感想】
タイトルが駄洒落だと思って観るのを先延ばししていた、韓国発パンデミックホラー。
韓国映画は苦手なものが多いのですが、観ればタイトル駄洒落と侮ってしまったことを後悔する良感染者(ゾンビ)映画ではないでしょうかっ。
ソウル発プサン行きの高速鉄道KTXで突如起こった謎の感染爆発。疾走する密室と化した列車内で凶暴化する感染者たち--そんな列車に乗り合わせたのは、妻のもとへ向かう父と幼い娘、出産間近の妻とその夫、そして高校生の恋人同士…果たして彼らは安全な終着駅にたどり着くことができるのか--? 目的地まではあと2時間、時速300km、絶体絶命のサバイバル。愛するものを守るため、決死の闘いが今はじまる! © 2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILM. All Rights Reserved.
主人公は自分と娘だけは何が何でも助かるっ、という意志のお父さんソ・ソグ。仕事人間で妻とは別居中。娘の願いで妻のいる釜山へ。
襲いかかる感染者の恐怖に人間の醜さ、ときに気高さを描いた王道ストーリー!
いい…これはいい感染者(ゾンビ)映画ですぞー!
以下ネタバレ含めた感想
続きを読む【映画】エイリアン コヴェナント/Alien: Covenant(2017)【感想】
SF映画史上筆舌尽くしがたいクリーチャーが登場する「エイリアン」シリーズの新章最新作!前作プロメテウスに続いてメガホンをとったリドリー・スコット監督作品!そしてざっと見たところ5段階評価で平均4といった評価だったので、本国で酷評と聞きつつもエイリアン好きの一人として観に行きました!
コヴェナントとは「誓約」や「契約」といった意。
絶望の、産声
どうしてこうなった。
記事タイトルを【どうして】エイリアン コヴェナント【こうなった( ^ω^)】と2chのスレタイみたいにしようかと思ったくらい、「どうしてこうなった」と思う作品。
私は4/5評価をつけられない…高くみても3くらい…。
小島秀夫がみた『エイリアン コヴェナント』という記事が私の感想とほぼ同じです。
なので私が語ることは殆どありません…。
小島監督の表現にあわせていうなら「新作料理食べに行ったら、料理人が生産者つれてきたでござる」という感じでしょうか。
あ!全体的に映像は非常に緻密で、本当に非の打ち所がないと言っても過言ではないくらい美しいです!こだわりを感じさせます!素晴らしいです!
以下、ネタバレツッコミ(感想)をダラダラと…
続きを読む
【映画】テケテケ(2009)【感想】
都市伝説Jホラー映画。白石監督の「ノロイ」は大好きJホラーの1つです。
大橋可奈のクラスメイトである関口綾花が、下半身のない死体で発見された―。この事件を機に、学校では“テケテケ”の話しで持ちきりである。この噂は、可奈の耳にも入ってきた。“テケテケ”を見た者は、72時間以内に必ず死ぬ。可奈は、都市伝説について調べるため図書館へおもむくが、そこで偶然、可奈の従兄弟であり、女子大生の平山理絵と出くわす。理絵は、大学の心理学科に通い、都市伝説に関する卒業論文をまとめていた。理絵の話によれば、“テケテケ”のルーツは、兵庫県の加古川で、戦後間もなく起こった女性の鉄道投身自殺にあるという。2人は早速、加古川へ向うことにする。加古川で2人は、地元の大学を訪れ、理絵の教授から紹介された行方教授と助手の武田慎から鉄道投身自殺した“カシマレイコ”という女性について話を聞く。許された時間は72時間。そう、可奈は“テケテケ”を見てしまっていた…。(C)2009 アートポート
単刀直入に言うと怖くないホラー映画。
設定などなど面白いのでちょっと勿体無い気も…。役者さんの演技はなかなか良いです。
何故怖くないかというと
テケテケが出てくる時「テケテケテケ…」という接近音があるため(しかも音はなんかかわいい)。
もうどこで出てくるか分かる。音でまるわかり。
いつ襲ってくるのかわからないという恐怖はない。
なのに追いつかれる恐怖というものも感じられない。むしろ主人公は何故追いつかれなかったのかと思うレベル。だってテケテケは乗用車に追いすがれるほど速いんですよ…。
テケテケに顔近づけられていときはコワイんですけどね…観終わると全然怖くない、不思議。
安心して観られるホラー映画です。
ゴア表現も過剰ではないので初心者/入門的にもオススメです。コワクナイヨ―。
【映画】ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリー/Rogue One: A Star Wars Story【感想】
私のおぼろげな記憶ですがエピソード4で反乱軍の偉い人が言っていました。
「(デス・スターの設計図のために)多くの仲間が死にました」
この映画…「蒼穹のファフナーRight of Left」のスターウォーズ版ですね!
と思いながら観にいきました。それは概ね正解ですが、スライディング土下座します。良かった!予想以上によい映画だった!
前半は割りと突っ込みながら観ていたのですが、後半はもうかぶりつきです。
「希望は、死なない――。」
もう一つのスター・ウォーズ
細かい星の名前とか戦艦、登場人物名等はうろ覚えですが、ローグワンを名乗ることになる登場人物6名。
ジン・アーソ…主人公
キャシアン・アンドー…クソッタレ?私は「安藤」と脳内変換
K-S02…通称「K」
チアルート・イムウェ…殺陣かっこいい人
ベイズ・マルバス…おっさん
あと反乱軍の爪弾きモノ、ソウ・ゲレラを演じているのがクリミナル・マインドスピンオフドラマ「レッドセル」にも出ているフォレスト・ウィテカーさんですね。今視聴しているので「おっ」と思いました。渋いかすれた声がすごく良い。歴戦のため両足も失い呼吸器の補助が必要…といった風になっているキャラクターによく合っていると思いました。
以下、ネタバレ感想をダラダラと…
続きを読む
The Bridge(ブリッジ)S1#5「犯人を見た少女」 #6「巧みな罠」
どうしても犯人は女性説から脱せない私です…。
受け入れなきゃ、現実を…!
世界が認めた《北欧ミステリー》の最高傑作、遂に日本上陸!(C) 2011 FILMLANCE INTERNATIONAL AB All rights reserved
主演: ソフィア・ヘリーン, キム・ボツニア, ダグ・マルンベルグ
また登場人物がこんがらがってきたので端的紹介。
サーガ・ノレーン:女主人公
マーティン・ローデ:男主人公
ダニエル:記者/犯人とのパイプ
オーケ:ダニエルの同僚
ステファン:社会福祉局員/最有力容疑者/裏のある人物
アーニャ:家出少女/犯人と接触
ラッセ:精神科通いのサムライ/アーニャと同居
ヘニング:マーティンの同僚、警官暴行事件のときその場にいた
アウグスト:マーティンの息子
ソーレン:ヴェロニカの夫/ステファン嫌い
以下、ネタバレ感想ダラダラと
続きを読むThe Bridge(ブリッジ)S1#3「広がる事件」 #4「犯人との接触」
今回も登場人物増えてうわーお。
でもその登場人物という点が、やがて繋がって線になっていくことが面白い!
世界が認めた《北欧ミステリー》の最高傑作、遂に日本上陸!(C) 2011 FILMLANCE INTERNATIONAL AB All rights reserved 主演: ソフィア・ヘリーン, キム・ボツニア, ダグ・マルンベルグ
#3はわりとサーガの性分に切り込んだような感じがします。
全話静かながらもすごく引き込まれます!この雰囲気が個人的にはたまりません。凄惨な劇場型連続殺人が起こっているのにしっとりとした静けさ。あるいは陰鬱さがあって。
以下、ネタバレ感想をだらだらと…
続きを読むThe Bridge(ブリッジ)S1#1「オーレンス橋」 #2「犯人の声明」
ついに観てみますよー北欧ミステリー!
世界が認めた《北欧ミステリー》の最高傑作、遂に日本上陸!(C) 2011 FILMLANCE INTERNATIONAL AB All rights reserved
登場人物が多いのですがみんな…とくに女性が金髪美人さん沢山なので(私には)わかりづらくなってしまった…。ので…登場人物ちょっと整理w
サーガ・ノレーン:主人公。スウェーデン側の捜査官。パーソナリティ障害。相手の心情を汲めない。手順に従順。というか強く拘る。自身も手順に則るし、他人もそう”すべき”で、むしろ何故それを覆してしまうか理解できない。だがそういった自身の行動が他人と軋轢を生むことは理解している模様。
マーティン・ローデ:主人公2。デンマーク側の捜査官。人情派(というか適当?)で主人公とは真逆。子沢山はいいことだが息子との関係は冷え切っている模様。パイプカット手術で手負い(股痛い)
ダニエル・フェルべ:記者。犯人から車爆弾をプレゼントされてメッセンジャーとして選ばれる。嫌な奴。
以上が主要三名。
以下最初観ててなんだかわからなかった人。
ヴェロニカ:お酒と麻薬依存、DVという三大付き合いたくない条件をもつソーレンが夫。ソーレンに依存している。不安を感じると爪を噛む癖がある。ステファンによく連絡する(縋る)。
ソニア:ステファンと関係があるホームレス。ジャンキーなのか病気なのか突発的な行動が非常に凶暴。服を持っていない。嗜好品はタバコ。
シャーロッテ:救急車で突撃。強く発言することで何事も押し通そうとする。年の差婚?遺産目当てではなさそうだけど、夫のためなら何も顧みない。
あとはサーガの良き理解者の上司がいたりとか、マーティンの奥さんと息子がいたりとか。
続きを読む