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Shilhouette

せっかくなんで観た映画を徒然なるままに

【映画】ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリー/Rogue One: A Star Wars Story【感想】

movie

私のおぼろげな記憶ですがエピソード4で反乱軍の偉い人が言っていました。

「(デス・スターの設計図のために)多くの仲間が死にました」

この映画…「蒼穹のファフナーRight of Left」のスターウォーズ版ですね!

と思いながら観にいきました。それは概ね正解ですが、スライディング土下座します。良かった!予想以上によい映画だった!

 前半は割りと突っ込みながら観ていたのですが、後半はもうかぶりつきです。

「希望は、死なない――。」

もう一つのスター・ウォーズ

starwars.disney.co.jp

 

細かい星の名前とか戦艦、登場人物名等はうろ覚えですが、ローグワンを名乗ることになる登場人物6名。

ジン・アーソ…主人公

キャシアン・アンドー…クソッタレ?私は「安藤」と脳内変換

K-S02…通称「K」

チアルート・イムウェ…殺陣かっこいい人

ベイズ・マルバス…おっさん

ボーディー・ルック…パイロット 

あと反乱軍の爪弾きモノ、ソウ・ゲレラを演じているのがクリミナル・マインドスピンオフドラマ「レッドセル」にも出ているフォレスト・ウィテカーさんですね。今視聴しているので「おっ」と思いました。渋いかすれた声がすごく良い。歴戦のため両足も失い呼吸器の補助が必要…といった風になっているキャラクターによく合っていると思いました。

 

以下、ネタバレ感想をダラダラと…

 

 

前半のツッコミは…「ライラなぜ戻ってきた」とか「あ、湯上がりベイダー卿」とか「クレニック長官はいおっちょこちょいでは済まないミス」とかわりと細々した点。

だってクレニックさん情報漏えいさせちゃってるし…その上技術者処刑したことで何がデス・スターの弱点かよくわからなくなっちゃったし…。結構重大なミス犯してます。

ジンの父親役のマッツ・ミケルセンはカッコいいけど”目立った”活躍なし。しかしEp3で何故デス・スターに露骨な弱点があるか、その理由がようやくわかりました。その辺の脚本は本当にうまいなぁと感心。

反乱軍は帝国支配下の都市でドンパチ…どうみてもテロリストです。

あとCGで再現されたターキン総督に感動!一瞬ゴラムかとおもいましたがw

ゲレラのいるエンドアみたいな砂礫の惑星の情景の一部に、ローブを纏った遺跡?のような構造物があって、私は初代シスの巨像かとも思いましたが、ファン曰くオビ・ワンのオマージュだとか。だまされた!?

 

そして設計図奪取作戦に入るともう目が離せません。ツッコミも減ります。

作戦会議では反乱軍/同盟軍が決して志を1つにした一団ではないことが如実に表されます。踊る大会議室に早々に見切りをつけた主人公は、信念と希望を持って単身でも設計図奪取向かおうとします。意外にもその信念に同調した安藤達が共にスカリフへ。そこで語られる反乱軍という存在の汚い一面も、前半のテロまがいの行動をする反乱軍とリンクします。帝国の圧政下とはいえ市街地で帝国へ戦闘を仕掛けるテロリスト的行為…正義の薄汚い面とそれを担ってきた戦闘員達の姿にもフォーカスします。

定義しかねます…反乱軍は正義なのか?しかしダークサイドは在り、その力は人々の平和と自由を脅かすモノであることは確かで、だからこそ戦わなくてはならないのです。そのテロリスト的行為を行使してでも。このグレーゾーンな感じが私の心をさらに揺さぶりました。

 

そして涙腺刺激ポイントはラストに集中。個人的には特にKとチアルート。

 Kはもう声が出そうだった。アンドロイドはただ論理的な行動をプログラムされているにすぎないのに、人よりも心を感じさせられました。インターステラーのTARSとかユーモアを持ち合わせているアンドロイドはズルい。後に知りましたがC-3P0と対極のアンドロイドというキャラデザだそうで。

 チアルートは達人でもジェダイの騎士ではない。なんとなく思うのが、寺院の護衛をしながら、多分ジェダイの騎士になりたかった存在なのではないでしょうか。ジェダイ亡き後、誰よりもフォースを信じながら、ジェダイにはなれなかった人なのかな。それでもフォースを信じ道を開いた。見えない瞳で見つめた先に希望は繋がった…。

 

ローグワン部隊の人々はみな最後に「死に場所」「命を使う所」をそれぞれ決めます。ここで死んでもいい、ただし希望をつなげるために。その意を決したときの表情に胸が締め付けられます。薄汚い仕事をしていた人もいれば、帝国の虐殺兵器を阻止すべく逃走したパイロット、友を失ったものなど様々…でも共通して「希望」を届けるために命を賭しています。 その描写がなんと胸に刺さることか!

そして最後10分くらいは「希望」を無為にしかねるダークサイドの圧倒的な力を目の当たりにします。ハイパースペースに入った瞬間に現れたスター・デストロイヤーに激突して死んだ反乱軍の戦艦に強い衝撃を覚えました。観ていて本当に息を呑みました。

抗えない、敵わない、これがダークサイド…!

(このシーンを見るとファーストオーダーとかカイロ・レンなど児戯の如し…!)

 

それらをかい潜りレイア姫のもとに届けられた希望/設計図。

希望が繋がること、それは自然にそういう流れがあるのではなく、希望をつなげた多くの人達がいたから成し得たのだと感じられる作品でした。もしかしたら途切れてしまっていたかもしれない。でもそれを途切れさせない、潰えさせないために彼らは戦い散っていった…。

予定調和ではない、彼ら自身が生み出した希望をつなげる力。

それこそがフォースだと私は感じました。