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Shilhouette

せっかくなんで観た映画を徒然なるままに

【映画】フルスロットル/Brick Mansions(2013)【感想】

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頭空っぽにして爽快なアクション映画が観たい!ということで選びましたのがポール・ウォーカー最後の主演作品となったこちらのアクション映画です。

 

2018年、デトロイト。郊外にある“ブリックマンション”と呼ばれるエリアは、暴力とドラッグがはびこる無法地帯―その中は、まさに“弱肉強食”の世界となっていた。腕利きの潜入捜査官ダミアンは、“ブリックマンション”のボス、トレメイン一味に盗まれた最新鋭の中性子爆弾を止めるため、“ブリックマンション”への潜入捜査を命じられる。爆発まで残されたタイムリミットは、わずか10時間!ダミアンと組むことになったのは、“ブリックマンション”で生まれ育ったリノ。リノはトレイメンに、元恋人のローラを人質に捕られていた。何かとかみ合わず、反目しあうダミアンとリノ。だが、共通の敵・トレメインを倒し、街を、そして囚われたローラを救うため、頭脳と肉体を駆使して、たった2人で“ブリックマンション”に立ち向かう!(C) 2013 EUROPACORP - BRICK MANSIONS PRODUCTIONS INC.

 

個人的にはポール・ウォーカー主演作品というよりはダビッド・ベル主演作品だと思いました。

 

以下、ネタバレ感想をダラダラと…

 

紹介文にあった”頭脳”要素は何処にあるんでしょうか…。

結構最初から「ああ、これは何か仕組まれていて主人公たちはダシにされたんじゃないかな」と思いながら観てしまいます。

多分最初に市長がブリック・マンションを含めた地域の再開発の話を持ち出しているから…ね…。

 

なのでこの映画、肉体を(メインに)駆使したアクション・エンターテイメント映画です。安心して頭空っぽにして観れます!

 

作中のデトロイトは「世は世紀末」状態。ブリックマンションと呼ばれる地区は壁を作ってまで閉鎖されています。内部では命は金や麻薬よりも安い。

 そんな荒れ果てた地域で、乱立した建築物を縦横無尽に走り回る、序盤からすごく魅せるパルクール/フリーランニングです。

(しかしこの作品の前身、というかオリジナルに相当する「アルティメット/Banlieue 13(2004)」と比べると劣るものがあるという批評を散見します。私は幸いにも(?)未視聴だったのでそう思うことはありませんでした。むしろ身軽なおっさんに惚れ惚れ)

闘うのではなく地形を利用してうまく躱す、逃げる。流れるように繰り広げられるアクションに目が離せませんでした。

 

リノ役のダビッド・ベルは「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂(2010)」のパルクールの指導もされていたそうで。ゲームのプリンス・オブ・ペルシャが好きな私は映画のアクションもすごく好きです。再現度の高さといいますか、彼でなければ(そして主演のジェイク・ギレンホールでなければ)あのアクションは出来なかったのではないかと改めて思いました。

 

ダミアン/ポール・ウォーカーは若干「ワイルド・スピード」とキャラがかぶります。真面目な刑事。

 

 悪役のトレメインはなかなかカッコいいです。

アジトで料理している姿はなかなか威圧感がありました。キッチリした神経質なイメージ、レシピや計画性へのこだわり。そして一味の構成員に死亡退職金を出す経営者タイプのボス。これは一筋縄ではいかないのでは!?

と、おもったらそうでもなかった(失笑)

リノに乗り込まれると即座に取引を持ちかけるとちょっとした小悪党感まるだしでw

あとクルマがとても大事w

これはダミアン(ポール・ウォーカー)とも仲良くなれそうですね!

でも返せ、私の最初のドキドキ(肉切り包丁振るってた時)を返せ!なんて可愛いボスなんだ!!

リノが乗り込んできた辺りの「痴話喧嘩はよそでやってくれ!!」あたりからの可愛さと言ったらもう、ね。私もブリックマンション住人だったら清き一票を投じたいです。

 

リノの彼女、ローラはとても快活で、自身を拉致しに来たとピンときたり、自身で脱出を試みたり、それで格闘になっても応戦する能力があったりと…流石リノの彼女さん!美人でかっこ良くて素敵です!

 

あとトレメインの部下イエティ(リノが「ゴリラ」と呼んだ巨漢)を演じたロバート・マイエ…彼はオンリーワンな存在ですね。どの映画観ても出演していたらすぐ分かってしまいます。気になって調べたら身長210cmですって…?!でっかい。

トドメのブロックはなんだか可哀想でしたね…。

 

ストーリーに関してはなんとも…。

そもそもブリック・マンションの武器商人がなんで中性子爆弾を奪取するのかとか、どうして中性子爆弾なんかがブリックマンションに運ばれてるんだとか… 最初からどう考えても違和感(罠感)しかないので。それをほいほい食べちゃったトレメインの部下も、ねぇ。ブリック・マンションは戦闘地帯のため武器が必要とはいえ…無用の長物では…?

併せて仲違いの原因ともなる、トレメインの部下レイザーが爆弾発射に拘ったのか理解に苦しみます。爆破したって何のいいこともないのに。仮に”金持ち連中”を爆破したとしてブリックマンションに武力行使する口実与えるだけでしょうに…。

レイザーが市長よりの人間ということでもないみたいでしたし…ummm.

トレメインと違い”脅し”じゃなくて”マジ”だった為かな…手を出したからには退かない、と。トレメインは一味とかブリック・マンションのことを第一に考えているから武器を扱ってもそれが不利益になる使い方はしない。でもレイザーは武器は力で行使すべきものって思ってる…。それがレイザーの結末に繋がったのかなぁ。

他にもこまごましたツッコミ項目としてリノとダミアンが狙撃兵から逃げ切ったとか(しかも銃の球切れ?弾づまりで助かったとか)、誰がトレメインの口座から金を奪取したのかとか…。

 

しかしそんなストーリーのちょっと残念な部分は上質なアクションが吹き飛ばしてくれます!!

アクションが始まると一瞬たりと目が離せなくなります。

アクションはリノで運転はダミアン的なw

最初の息が合わないところとか、「3で行くぞ!」「3!!」みたいなやり取りだとか、「エレベーターいいよね」とかいいコンビです。

 

個人的にはすごく続編を期待したくなる映画でした。でもダミアンとリノのコンビがもう二度と見れないと思うと…本当に惜しまれます…。

 

非常に良いアクションエンターテイメント映画でしたので是非楽しんで観て欲しいです!