Shilhouette

せっかくなんで観た映画を徒然なるままに

SHERLOCK(シャーロック)S1#2「死を呼ぶ暗号」

観だしたら止まらない!シャーロック第二話。個人的には今回のストーリー、殺害理由とか全くわかりませんでした。ある意味難解な事件。

いつの間にか古典的な探偵の代名詞となってしまった“シャーロック・ホームズ”。しかし、元来、彼は非常に現代的な男だった。シャープで気難しく、ちょっとアブナイ男。今、シャーロックがその本来の姿で戻ってくる。自称“コンサルタント探偵”のシャーロック・ホームズと、元軍医ジョン・ワトソン。シャーロックの頭脳とジョンの現実主義が融合し、複雑な迷路のような謎をひもといていく。コナン・ドイルの原作を大胆にアレンジした「21世紀版シャーロック・ホームズ」誕生!(C)Colin Hutton(C)Hartswood Films 2010 John Rogers(C)Hartswood Films 2010

 

難解というか…敵が未知数すぎる存在で。

以下、ネタバレ含めてダラダラ

 

博物館で茶器を扱う女史?のスーリン。メンテナンスを兼ねて来場者に茶器の実演をしている。閉館後残業をしていると異変と物音。何かを発見し驚愕する。

 

ルフレジと喧嘩するワトソンと、謎の人物と喧嘩するシャーロック。

謎の敵襲はバリツのイメージトレーニング?武器や傷があるところからシャーロックが一人で暴れていたのかも…?

お互いどこか普通の日常に退屈してる2人。

シャーロックは銀行から気になるメール/依頼を発見するも、ワトソンのPCのため没収されてしまう。なのでお金の無心を口実に銀行へ。

 

銀行に何者かが侵入。元会長の部屋に黄色の塗料で書かれた落書き/メッセージが。高層ビルと高度な電子セキュリティ(カードキー)があり、ドアの開閉は記録され、警備カメラは一分おきの画像。侵入された形跡はないため、どこに警備に穴があるのを調べて欲しいというのが今回の依頼。

経路に関しては比較的簡単に解明。いかに高度なセキュリティを導入しても窓は非対応。…しかし非常に高さのあるビル…これを昇るとしたらば相当な身体能力…。

気になるのは落書き/メッセージ。

変な動きを見せるシャーロック。何をしているのかと思えば落書きが見える場所を探し、誰へ宛てたメッセージかを探していた。

該当者――ヴァン・クーンの自宅に強引に侵入するも、当人は死んでいた。その間、ワトソンはドア外で置いてけぼり。ヴァン・クーンは500万の損を1週間で取り戻した豪腕トレーダー。部屋の鍵は売り側からロックされ、こめかみに一発。口の中には黒い折り紙?

でぃモック警部(レストレード警部不在のためやってきた)は自殺と決めつけますがしっかり反論するシャーロック。

部屋の様相から左利きと判断する観察眼が今回も冴え渡る!この推理を観るとワクワクが止まりません。

 

シャーロックはヴァン・クーンが脅されていたと推理。

 

 そしてまた別の事件が発生…。誰かに追われるおっさん――ブライアン・ルーキス/ジャーナリスト。手には赤い表紙の本。慌てて自宅に入り、本をとっさに階段に投げる。部屋へ逃げ込むも…。

 

一方最初の博物館の美術鑑定の男の子、アンディはアタックしていたスーリンが急に仕事を辞めたと聞き、心配して自宅に書き置きを残す。

 

ワトソンは物入りなため診療所で就職活動/バイトを始める。面接した女性、サラとの第一印象はどちらも高い好感度。

 

シャーロックは暗号の解読を模索するが、該当する記号などが見当もつかない。

しかし新聞に掲載されていたルーキスの死亡記事から、ヴァン・クーン殺害と同一犯と確信。この2つの密室殺人に共通するものは何か?

現場にはやはり黒い折り紙。

犯人は卓越したウォールクライマー?壁を登り、窓から侵入。

ルーキスが最後に投げた赤い本は図書館のもの。その図書館へ向かい棚をみると…銀行と同じマーク。

 

2人の殺害理由の解明のためには暗号の解読が必要に。

 

塗料の専門館に助言を聞きに行くも、専門家の所業――落書きによりスコットランド・ヤードに拘束。逃げ遅れたワトソンの失態。

 

アンディはスーリンに関して違和感を覚え訴えるけれど誰にも相手にされず。

 

ようやく開放されたワトソンは急かされてルーキスの遺品を調べに、シャーロックはヴァン・クーンの秘書に事情聴取。

どちらも大連に。そしてスーリンの家の側の店に。

 

店で発見した値札があの暗号/メッセージと類似したもの――蘇州号碼だった。

意味としては「15-1」

殺された理由は中国からの密輸、持ち込んだ美術品を横領したから。しかし誰が関与したかわからない犯人は該当した人物、ヴァン・クーンとルーキスを殺害。

そしてここで冒頭のヤオ・スーリンへ繋がる。

 

部屋に進入するも、枯れた花、濡れたッカーペット、足跡や掌紋などから犯人のプロファイルを想定。相変わらず外で待ちぼうけを食らうワトソンは大声でシャーロックに関して喚き散らす。部屋の中では運悪く鉢合わせた侵入者/犯人と格闘中。

なんとかその場を切り抜け、アンディの書き置きを手がかりに博物館へ。スーリンを探す。その倉庫で美術品に殺された2人と同じメッセージを見つける。

 

落書きの専門家からも暗号に関して情報を入手。

落書きだらけの壁や柱の中に暗号が幾つか。線路側の壁にも大きく描かれていたが、これはすぐ消されてしまう。事前にワトソンは写真を撮っていたので大きな手がかりに。

 

数字は2つ一組になって意味を成すようだが、肝心の解読ができない。

 

暗号を解くためにもスーリンの助けが必要と判断。

スーリンの手がかりを探す。アンディにも検討がつかない。しかしシャーロックは急須の変化からスーリンの生存を確信。深夜、茶器の手入れに侵入したスーリンを捕捉することに成功。

 

スーリンから中国拠点の犯罪組織「トン」の情報を入手。

彼女が恐れる”彼”――殺し屋のジジュー、彼女の兄がこれまでの殺人の犯人。その首領は「黒い蓮」のシャンと呼ばれる。だから黒いおりがみで蓮を折り現場においていたのか…。また組織の運び屋は踵にマーク(刺青)を入れているともいう。

スーリンは組織を抜け新しい生活を手に入れたが、組織は彼女を見逃さなかった。

暗号は「本が基になっている」と言いかけたとき、敵の襲撃。

スーリンは暗闇で兄と再会。そして死亡…。

あっさりとしてるけど、暗闇で一度見つめ合う兄妹に、どこか逡巡とかあったと思いたいな。

 

シャーロックは動かないディモック警部を説得するために、検視局のおねーちゃんに超リップサービスをして死体の足を見せてもらう。ルーキス、そしてヴァン・クーンの踵にもスーリンと同じ「黒い蓮」のタトゥー。

これを見せつけられては警部も動かざるをえない。しかし検死の時に報告なかったのか?CSIだとグリッソムとかホレイショとかテイラーに怒られるレベル。三人のうち誰に怒られても嫌だ…。

 スーリンの遺言でもある暗号解読の「本」を探すため、2人に共通する書籍を探す途方も無い作業が始まる。ディモック警部も手助けを申し出るが…嫌われ度アップの為参加できず。

その作業は徹夜になり…ワトソン先生初任で大失態。

 

なのでサラと埋め合わせデートに行くことに。

 

シャーロックも書籍の操作は難航。せっかくなのでワトソンに気晴らしを提案するも埋め合わせデートで断られる。なのでシャーロック、気前よくいい場所を紹介してやると「ホームズ」の名で予約。ワトソン、サラと2人で来たつもりがちゃっかりシャーロックも自分の分を頼んでいた!デートなのに!とむくれるワトソン。

しかも紹介された場所が、独特な空間のサーカス(中国雑伎団?)。

かつ事件絡み。

犯人――殺し屋の優れた身体能力からシャーロックは団員に容疑者がいるとふんでいた(のでデート先にここを指定した)。

ワトソン達が団員の技に見とれている中、こっそり楽屋を漁るシャーロック。そして暗号に使われたペイントスプレーを発見。しかしそんなシャーロックも発見され、団員との大乱闘が始まる!この団真っ黒じゃないですか、ヤダー!サラも何故か参戦してる!サラ強し!

 

なんとか逃げ切って警察に通報するも、団が公演していた場所にすでに姿はない…。

帰宅し暗号の解読を進めようとするとサラが意外にもシャーロックが見落としていた、スーリンの最後のメッセージに気づく。あの夜、スーリンは壁に書かれていた暗号をすこし解いてくれていたのだ。ならばあの場所にある本が解読の鍵!とあわてて飛び出すシャーロック。ドイツ人?観光客に出会い頭にぶつかる。

そのときふと目に入った”ロンドン地図”…ヴァン・クーン、ルーキス、スーリンだけではない「誰もが持っている本」。

確信してさっきぶつかった観光客から本を奪取!暗号の解読に成功。

彼らが探しているのが900万ポンドの翡翠の簪であることを突き止める。

 

シャーロックが出て行ったのでなにか食べようかとピザを頼んだワトソンとサラのもとには深夜の訪問者が…。

 

ワトソン、この第二話での行動で「シャーロック・ホームズ」と勘違いされていました。冒頭のホームズ名義のクレジットカードの使用、銀行で受け取ったホームズ宛の小切手、スーリンの家で「俺はシャーロック・ホームズ!」とマネをして喚いた時、ホームズ名義で予約した雑技団鑑賞チケット…。どれをとってもワトソンがシャーロックだと思われても仕方ない状況に万事休す!サラまで巻き込まれる!

 

そこへ暗号の解読に成功したシャーロックが駆けつけ、2人を救出。

ジジューは死に、シャン達は雲隠れ…。

 

事件の発端となった900万ポンドの翡翠の簪は、ヴァン・クーンの秘書アマンダへのおみやげに渡していました。ヴァン・クーンもまさかそんな高価なものだとは思わなかったことと、組織を裏切ったことでなんとかしらを切り通そうとしたのか…。

アマンダは簪の値段を知り吃驚仰天、取り乱す。その簪どうするんだろう?ラストで新聞に乗ってたけど博物館に寄贈したのか、もとに戻したのだろうか…。

ワトソンは侵入経路を特定したことから謝礼の小切手をいただく。まさか窓からという侵入経路にセバスチャンはどこか苦々しげ。いないよね、フツー、42階まで窓のぼってくるなんて…。どこかの車使った強盗団とか、某不可能ミッションこなす人じゃないと…。

 

そして事件は解決。ただ街にはびこる文字は落書きなのか、新たな暗号なのか…。なんとも言えない不安感が生まれる。

 

そして逃げ延びたシャンはMという人物と対話…組織をロンドンへ手引した人物。今回の失態に口封じ。

 

今回もすごく面白かった!

シャーロックとワトソンの会話の応酬しかり、伏線の回収などもとてもおもしろい!

殺された人たちの接点が徐々に解明されていく展開に全く目が離せませんでした。

サラとは…続かないかな、うん。ワトソンはもっとデンジャラスな人じゃないと満足しなさそう。サラといるとまた手が震えちゃいそう。

 

さて、次回の話では最大の敵の登場するのでしょうか?